「悪くなったら改善する」時点で妥協ですよね
このブログでは、自分を高めようとか稼げる人間になろうとか、そういう学びを重ねても誰も教えてくれなかったことを発信しています。
何かを改善する、何かをよくする、という取り組みは素敵なことですが
今回は、改善の裏にはこんな落とし穴がある、という話です。
人は感謝するものに囲まれ、気遣いによって感謝を示す
自然に感謝とか、食べ物に感謝とか意識高い系の人がよく言いますけど、実のところ感謝とは「お礼を言ったら終わり」なんて甘いもんじゃありませんよ。
感謝というのは、その恩恵に身を委ねている状態であって、どんなに不満でも今を変えられないならそれは現状に感謝しているからなんです。そして、人が本当に感謝を示す行動は「気遣い」です。
感謝しているものから恩恵を受け続けるために何ができるか、その恩恵を受ける反面でどんなデメリットを受け入れているのか?をよく考え、公平な関係を目指します。
「悪くなったら改善する」は、感謝していない証拠
失った時、人はそのありがたみに気づくと良く言われます。確かに何かが当たり前になってしまうと、ついつい蔑ろにしてしまいがちです。しかも、物には「失いやすさ」の違いがあるため感謝しているもの=気遣うべきものと限らないのが難しいところです。
例えば、水と空気がなければ生きていけませんが、まず無くならないので感謝はしないでしょう。しかし水を気軽に飲める国は、実のところ少数のようです。水に乏しい国であれば水に感謝し、水を気遣うことになるでしょう。
物事のありがたみを知っている人は、失う前から対策しています。
掃除はキレイを保つために行う
例えば、掃除。綺麗好きの人は、汚れを放置できないため汚れる前に掃除をします。その結果として部屋はいつでもキレイです。逆に、部屋が汚れても気にならない人は、自分が気になるまでは汚れを放置します。そして耐えられなくなったところで重い腰を上げて掃除を始めます。
ダイエットは痩せるためにするものじゃない?
私は、ことあるごとにダイエットをしてきました。そしてリバウンドを繰り返してきました。それはなぜか?「太ったからダイエットしよう」などという甘い考えで取り組んでいたからです。
本当に体型を気遣っている人、美しい体型に感謝している人は、よほどのことがなければ太りません。なぜなら「痩せるため」ではなく「太らないため」に食事管理をしているのですから。
「ボディビルの人は年がら年中絞れているわけじゃない?」そりゃそうです。彼らはコンテストにピークを合わせられれば良いのですから。
経済活動は、資産のメンテナンスと捉える
経済活動だって、いっときお金を稼ぎたいだけの人は伸び悩みます。その一方で資産のメンテナンスを怠らない人はお金に困らないし、しっかりお金を増やすことができます。
管理が面倒だけど大切なものから、優先的にメンテナンスを取り組みましょう。
管理が面倒なものを管理できる人間が評価される
なぜ人はお金持ちになれないのか?
資産管理がめんどくさいからです。
なぜ人はお金を稼げないのか?
経済活動がめんどくさいからです。
なぜ人はダイエットを失敗するのか?
体型維持がめんどくさいからです。
なぜ、メリットがある努力をめんどくさいと思ってしまうのか?
答えは、「あなたにとっては、大したメリットがないから」です。
あったら嬉しいものを管理できる人は、そのコストに見合うだけのメリットを感じているだけ。
あなたは、何を気遣う人ですか?