或る男の随筆集

あなたの「納得いかない」「なぜかうまくいかない」の答えがきっとあります。自己啓発に300万円以上注ぎ込んだのに、教えてもらえなかったことを、自ら探究し発信するブログ。

ダイエットの成果は「始める前の半年」で決まる。

ダイエットやフィットネスのコンテンツは、とても多いので
どれだけの人が自分の見た目に悩んでいるのか分かります。

それにしても、さまざまなダイエットが流行っては廃れ、残るのはダイエットをやりきれなかった人ばかり。なぜこんなことが起きてしまうのでしょうか?

ダイエットを根本から間違えているあなたへ

ダイエットを失敗する人は、やり方を根本から間違えています。カロリーの量とか、PFCバランスとか、運動習慣やストレスとの向き合い方…

確かにこれらの点も大事なのですが、「それ以前でつまづいている人」は、フィットネス業界にとって良いカモになっているんですよね。

ダイエットの基本は普段の食生活を変えること

基本的に、人は生活習慣によって今の体型になります。よく、「太らない食事」「太る食事」という比較で、いろんな食べ物を流行らせようとする人がいますけど。両方嘘です。

なぜなら、「太る食事」を続けてもあるタイミングで体重増加が止まり、「痩せる食事」を続けてもあるタイミングで体重減少が止まるからです。

だからこそ、「太る」「痩せる」以前に「今の生活を続けるとどんな体型に収束するか」を知らなければいけません。

だから、あなたはリバウンドする

ダイエットをする人は、「脂肪が目立つ人」か「かつての自分より太ってしまった人」と相場は決まっています。

そして、痩せるために食生活を変えても、痩せたら再び「元の体型を維持する食生活」に戻ります。当然リバウンドするし、誤ったダイエットで筋肉を減らして仕舞えば、さらに痩せにくくなります。

「夏までに痩せる」は、ダイエットの目標として最悪です。

【決定版】正しいダイエットの進め方

ダイエットの正しい進め方は、「痩せなくなったら痩せる努力をする」ことです。みんな、自分のポテンシャルも痩せた後の未来も考えずに突き進むよりは絶対効率的な方法を紹介します。

痩せている自分の食事を想像する

痩せている未来の自分が、何を食べているのか想像しましょう。今の食事に近いほど、食生活での改善が難しいです。

実際に試して受け入れられる食事を見つける

あなたの想像でも、他人の食生活からの推測でも構いません。痩せた自分はこれを食べているだろうなと思ったものを実際に食べてみましょう。

ダイエットフードが続かない原因は、食べ続けることを想定していないからです。

だから、何を食べたいか?ではなく、実際に何を食べ続けられているか?が大事です。

半年から1年、その食生活を続ける

食生活を変えるということは、今までの食生活をやめるということを意味します。よほど自分に馴染むものでなければ続けることはできません。

しかし、未来の自分が食べているものを選べば、間違いなく今より痩せていきます。痩せた後の食生活を想像できるなら「痩せる前から」実践する方が良いに決まっています。

停滞したら、ダイエットをする

食生活を変えて、成果が出ても、必ずどこかで収束します。そうなったら、さらに厳しい食生活にするか、筋肉をつけるなど代謝を上げるか、などベースとなる生活にプラスで何かしなければいけません。

ここで初めてダイエットという選択肢が出てきます。今と同じ食生活をベースに痩せようとするから無理が出るわけです。

ダイエットは、普段の食生活を変えて、体重が収束した後に行いましょう。

ダイエットよりも先に、過食をやめよう

要するに、太っている人は太るものを食べなくなれば痩せます。そして、過食は心の問題である場合が考えられるので、栄養学を調べるくらいなら過食、または食べ物によるドーパミン依存を解決することが最優先です。

その上で、美味しく通常体型を維持できる食生活を見つければ、ダイエットの準備完了です。

ちなみに、私はこの方法により体重が90キロ台から70キロ台に戻りました。筋トレも同時進行で行なっているので、リバウンドのリスクも限りなく低い。いや、ベースの食事が変容したため「リバウンドしても70キロ台後半以上は太れない」と断言できます。

結局のところ、ビジネスとはお金の移動である

私は、メンタルカウンセラーをやっていたり、個人事業主の起業支援をしていたり、いろいろな顔があります。今は、何の因果か会社員をやっておりますがやはりビジネスを分かっているか分かっていないかでは大きな違いが生じるわけです。

何を売るか?から考えてはいけない

ビジネスの大原則として、何を売るかより先に誰に売るかを考える。というものがあります。多くの人は、お店を作りたいとか、技術を売りたいとか、自分がやりたいことや売りたいものを先行して考えます。

だから、「お客さんがいない」という理由で殆ど失敗します。

売りたいものがあるなら、その理由を考えましょう?貢献の思いがあれば、必ずその商品を待っているターゲットが浮かびます。

逆に、承認欲求ばかりで起業する人は価値のある商品を作ることもうることもできません。売れたとしても遠からず詐欺師になるでしょう。何せ、浅知恵で作れる商品などすでに存在するのだから。

誰に売るか?も突き詰めないから下請けになる

で、誰に売るか?を決める時大抵個人をターゲットにするので失敗します。お客さんの人数が全然足りない上に、必要なだけの宣伝をする費用が無いからです。また、個人客の場合はお財布が小さいためよほど良いものを売るか、薄利多売に走るかになるでしょう。当然、たくさん売るにはたくさん売るためのリソースが求められます。身一つで稼ぐなんて夢のまた夢です。

もちろん、個人向けの商品でも本当に良いもので熱狂的なファンが十分につくなら勝ち目があります。このブログも個人向けに書いており、しっかり取引できる人にしか響かないよう文章に気を遣っております。

現実的に考えると、安定した収入を得るためには法人に売ることになるわけです。しかし、何処の馬の骨ともわからない事業主に重要な仕事を任せたくはありません。したがって小規模に起業するほど下流の仕事をせざるを得ないことになります。そのため、アルバイトと同等の起業家崩れが続出します。

起業するということは、お金の流れを変えるということ

新しい会社を起こすなりビジネスを始めるなりするということは、必ずお金の流れが変わることを意味します。経済のどのポジションにあなたは参入するのか?どのお金の流れを変えるのか?それが問われます。

例えば、あなたがコーチングで起業したとします。もちろん、コーチングを売ることになるでしょう。それがいくら?とか誰向けである?とか一旦考えるのはやめましょう。

コーチングにお金を払えそうな人が、どのような収支なのかを考えます。そして、彼らがどれだけのお金を自分に払い、その結果どうなるのかを抽象的にイメージします。ターゲットを具体化するのはそれからでも遅くありません。

もちろん、ビジネスに善悪はありませんから、どんどんお客様を成長させるも良し、甘言で破綻と家庭崩壊に導くもよし。いずれにせよ、あなたにお金が流れれば、ビジネスは成立です。

【罪悪感は無関係】お金のブロック完全解説

何か自己啓発的なことを学びたい、と思っている人の多くは「もっといい暮らしをしたい」「優越感がないと承認欲求が満たされない」という因果を持っているものです。

このブログも、自己啓発の真実について発信しているので、やはり詐欺的なビジネスやお金の問題についても取り上げざるを得ませんね。というわけで、今回の題材はみんな大好き「お金のブロック」です。

「稼げない」お金のブロックは、100%嘘

お金のブロックっていう言葉は、女性向けの起業塾とかセラピスト養成講座とかでよく使われているイメージありますね。私もフリーランスやってた頃にセラピストとかカウンセラーの知り合いがそれなりにいて、やはりお金のブロックに悩んでいる様子でした。

罪悪感でお金を稼げないのは、健全です

お金のメンタルブロックの原因として挙げられるのは罪悪感ですよね。主に以下の二つが取り上げられますが、両方嘘です。

  • 稼ぐことは悪だと教えられている
  • 商品を売ることに罪悪感がある

まず、前者については普通に仕事で働いている以上稼ぐことは悪という罪悪感は有り得ません。次に、商品を売ることへの罪悪感についてもサービス業のほとんどを否定するためあり得ません。

問題は、なぜ「自分で作った商品を自分の名前で売ることに」メンタルブロックを感じるのか?ですよね。

答えは簡単、お客様が買うべきでない商品を売ろうとしているからです。

カウンセリングでもセラピーでも、コーチングでも

例え相場が決まっていたとして、「自分の提供するサービス」が1時間1万円の価値があると本当に思っていますか?仮に、そう思っていたとしてお客様にとっても同様の価値があると思っていますか?あなたはそのサービスに定期的な出費をしたいですか?

もうお分かりですね。

お金のブロックがある人。本当の原因はこちらです。

  • この商品はお客様を不幸にすると思っている
  • 本当は、その商品への出費を無駄だと思っている

つまり、お金のブロックに関わる罪悪感とは単純に相手を不幸にする罪悪感なわけで、それは人間として大切なものです。押し売りや詐欺を正当化するようになったらお終いです。

そもそも、「ビジネスしたい」が嘘なんだよね?

ところで、お金のブロック以前になんで稼げそうも無い講座を受けているんでしょうか?そもそも資格講座を受けることが収入を上げて経済的自由人になる最良の手段と言えるのでしょうか?

言えませんよね。

明らかに周りの人は稼げていません。今、あなたに教えてくれている人でさえ収支を冷静に計算するとサラリーマンと同じかそれ以下です。

つまり、お金のブロックに悩む人が解決すべきは、「稼げない状態」ではなく「稼ぎたいと偽っている状態」です。

本当にお金を稼ぎたいなら、間違いなく就職するのが安定的だし、就職に必要なスキルを身につけることが最短といえます。

月商100万円稼ぎたい?一体何に使うんですか?
月収を計算できないようでは絶対に無理です。

稼ぎたい、ビジネスで成功したい。稼げない人、いや、稼ぐことに時間と手間を惜しむ人の自己投資は全て「浪費の正当化」です。

お金のブロックを解除するよりも「稼げない・キラキラしてない自分に対する劣等感」を捨てましょう。その手助けなら私が引き受けます。

「使えない」お金のブロックも、ほとんど嘘

お金を使うことに罪悪感を感じる、という人もいます。だいたいそういう人って、親の影響とか周りの影響があるとしても、ものすごく他人に厳しいケースがほとんどです。

自分のためにお金を使えない人は、他人を許すことから始めましょう。

お金を使えないブロック自体が疑わしい場合

お金を使えないブロックを「浪費に対するブロック」と考えれば、解除どころか大切にした方が良いでしょう。しかし、実際はそうでは無いと思います。

なぜなら、お金のブロック解除講座、みたいなお金の無駄になりそうな講座を受けているし。本当にお金を使えなくて困っているなら、絶対にお金が殖えていきます。

このブログは、有名な人、凄そうな人を疑い始めた人向けに書いていますが、万が一「楽しむためにお金を使えなくて困ってるんです…」というお悩みを持っているなら今すぐ預金通帳をご覧ください。

預金が以上なペースで増えている場合は、多少緩めて良いかもしれません。
逆に預金が減っていたり借金が嵩んだりしている場合は、絶対に嘘です。
預金の増え方が一般的である場合は?あなたの周りに、浪費家が集まっている疑いがあります。彼女たちの身なりに注目しましょう。どこかでボロが出ます。

この様に、表面的な悩みが本質的であることはむしろレアケースです。同じ悩みに何年も苦しんでいるならぜひメッセージいただけるとありがたいです。

 

「悪くなったら改善する」時点で妥協ですよね

このブログでは、自分を高めようとか稼げる人間になろうとか、そういう学びを重ねても誰も教えてくれなかったことを発信しています。

何かを改善する、何かをよくする、という取り組みは素敵なことですが

今回は、改善の裏にはこんな落とし穴がある、という話です。

人は感謝するものに囲まれ、気遣いによって感謝を示す

自然に感謝とか、食べ物に感謝とか意識高い系の人がよく言いますけど、実のところ感謝とは「お礼を言ったら終わり」なんて甘いもんじゃありませんよ。

感謝というのは、その恩恵に身を委ねている状態であって、どんなに不満でも今を変えられないならそれは現状に感謝しているからなんです。そして、人が本当に感謝を示す行動は「気遣い」です。

感謝しているものから恩恵を受け続けるために何ができるか、その恩恵を受ける反面でどんなデメリットを受け入れているのか?をよく考え、公平な関係を目指します。

「悪くなったら改善する」は、感謝していない証拠

失った時、人はそのありがたみに気づくと良く言われます。確かに何かが当たり前になってしまうと、ついつい蔑ろにしてしまいがちです。しかも、物には「失いやすさ」の違いがあるため感謝しているもの=気遣うべきものと限らないのが難しいところです。

例えば、水と空気がなければ生きていけませんが、まず無くならないので感謝はしないでしょう。しかし水を気軽に飲める国は、実のところ少数のようです。水に乏しい国であれば水に感謝し、水を気遣うことになるでしょう。

物事のありがたみを知っている人は、失う前から対策しています。

掃除はキレイを保つために行う

例えば、掃除。綺麗好きの人は、汚れを放置できないため汚れる前に掃除をします。その結果として部屋はいつでもキレイです。逆に、部屋が汚れても気にならない人は、自分が気になるまでは汚れを放置します。そして耐えられなくなったところで重い腰を上げて掃除を始めます。

ダイエットは痩せるためにするものじゃない?

私は、ことあるごとにダイエットをしてきました。そしてリバウンドを繰り返してきました。それはなぜか?「太ったからダイエットしよう」などという甘い考えで取り組んでいたからです。

本当に体型を気遣っている人、美しい体型に感謝している人は、よほどのことがなければ太りません。なぜなら「痩せるため」ではなく「太らないため」に食事管理をしているのですから。

「ボディビルの人は年がら年中絞れているわけじゃない?」そりゃそうです。彼らはコンテストにピークを合わせられれば良いのですから。

経済活動は、資産のメンテナンスと捉える

経済活動だって、いっときお金を稼ぎたいだけの人は伸び悩みます。その一方で資産のメンテナンスを怠らない人はお金に困らないし、しっかりお金を増やすことができます。

管理が面倒だけど大切なものから、優先的にメンテナンスを取り組みましょう。

管理が面倒なものを管理できる人間が評価される

なぜ人はお金持ちになれないのか?
資産管理がめんどくさいからです。

なぜ人はお金を稼げないのか?
経済活動がめんどくさいからです。

なぜ人はダイエットを失敗するのか?
体型維持がめんどくさいからです。

なぜ、メリットがある努力をめんどくさいと思ってしまうのか?
答えは、「あなたにとっては、大したメリットがないから」です。

あったら嬉しいものを管理できる人は、そのコストに見合うだけのメリットを感じているだけ。

あなたは、何を気遣う人ですか?

大切なのは「本当は感謝しているもの」を認めること

世の中で言われている愛と感謝なんてほとんど紛い物だし、SNSで神や成功者を気取った投稿をしている人間は、感謝とは全く違う態度を見せている。

まだ私のブログは3記事目だが、それでも売れるのは「誰かがその人の感謝しているから」であることはもうお分かりでしょう。いいんです、詐欺師だって意識高い系だって、本人は感謝の本質をわかっていなくたって。

そこから恩恵を得る人間がいる限り、人は成功者になれます。

さて、今回は本当に役立つ感謝のワークについて紹介します。

人間は一人で生きられない以上、必ず何かから恩恵を受け、感謝と共に依存しています。この前提に立つと「感謝できる人になろう」は絶対ウソ。正しく言えば「感謝を正直に述べよう」なのです。

あなたは、すでに感謝している

この世で最も効果のあるワークは、何かに愛や感謝を見出すことではありません。「感謝できるもの自慢大会」なんてもってのほか。

あなたが受け取り続けているもの、自らの選択で恩恵を得ているものをリストアップしましょう。

ステップ1.まずは、自分がそれを受け入れていることに気づく

私たちがどんなに嫌でも空気を吸い、水を飲み、自然と共に生きているように
住んでいる場所や、周りの人間関係、職場などに感謝しています。どんなに嫌でもそれを受け入れ生活の一部としているのであればそれは感謝しているということなのです。

あなたの人生は「今が最善」です。

ステップ2.どのように恩恵を維持しているのかを言語化する

感謝を自覚できているものほど、メンテナンスが行き届きます。親が嫌いと言いながら親との関係を維持している人は、顕在意識でも感謝しているわけです。感謝しているものには「どうすればこれをより良く保てるだろう」と意識します。

一方で、感謝を自覚できていないものほどメンテナンスが疎かになります。そして数多くのシグナルに気づかないまま、それは壊れてしまいます。本人にとっては「いきなり失った」感覚でしょう。

ステップ3.感謝の理由を言語化する

人間は、物を見ることも触ることもできません。全ては脳が作り出した感覚です。ということは、私たちが感謝しているのは、「何らかのメリット」であるわけです。

それさえ分かれば「より最適なデメリットを被る形で」恩恵を受け取れる可能性があります。

よく「嫌なものに感謝すると手放せる」という言説の正体は、これです。

例えば、ダイエットを考える

私は太りやすい体質です。よく、ダイエットは誰でも成功するなんて言いますが、遺伝的に太りやすい人、太りにくい人はいます。ちなみに、日本人は太りにくいぶん糖尿病になりやすい民族なのだそうです。

今の体型に感謝している=積極的に保ちたいとは限らない

で、ダイエットに失敗する人に対して。「太っているメリットは?」という質問をして解決を試みる場合があります。確かにそれで解決するかもしれませんが、感謝の本質が受容である以上

太っているメリット以上に「痩せることへの強烈なデメリット」が予想されます。もちろん、「実は太っていてもさして問題がなかった」という帰結も十分にあり得ます。

私がリバウンドして、再び痩せ始めている理由

私は体重が30キロ以上増減を繰り返しています。ここ3年くらいは100キロ→65キロ→90キロ→80キロという推移です。

なぜこんなことになるのか?という理由も感謝という概念で説明できます。

私が太った理由は、ストレス。
一度痩せた理由は、痩せる方法の探求。
リバウンドした理由は、「痩せるメリットが思いのほか少なかった」から
そして、現在痩せつつあるのは、「胃腸を守るため」です。

私の内臓は強くないので、病気に感謝することはできなくても健康には一層の感謝ができます。特に、病弱で在宅ワークをせざるを得なかった10数年間を考えれば、会社員をやっている今は胃腸のトラブルなど起こせません。

つまり、在宅だから病気を受け入れていた→本当に病気がひどくなってお金が尽きた→転職の結果、病気でいられなくなった→しょうがないので食生活を改めた。

という流れで

病気に苦しんでいる状態が当然→健康が当然に変わったわけです。

それだけなのです。

 

感謝という言葉に嫌気がさすのは正常です

物事に感謝できる人は、尊敬される。

だから、私も感謝する態度を見せれば尊敬される。

そうやって、歪んだポジティブエネルギーを発したところで人間的な成長なんかありません。「食べ物に感謝」とか「自然に感謝」とか言っていながら人徳が低そうな人は一体何を間違っているのか紹介します。

感謝とは「受け入れること」に他ならない

人間は、自然に感謝と言いながら平気で動物を殺し、周りの人に感謝と言いながら平気で約束を破る。感謝感謝という人に限って厚かましい振る舞いが目立つ。

それはなぜか?

「本当は感謝していないから」です。

メリットを感じなくてもいいから、納得すること

よく、自己啓発を頑張っている人は「感謝できない」という悩みに陥りますがそれは「メリットを見つけられない」と言っているのであって、実は間違いです。むしろ、メリットがあるものだけ受け入れるということは感謝から遠い姿勢であり不健全です。

感謝とは、ただそれが何に影響しているのかを知り、その事実を受け入れることです。

例えば自然に感謝するということは、自分が自然の一部であることを理解し、自然の中で行われる営みを丸ごと受け入れることを意味します。

そのため、自然に感謝している人は熊が人を襲うことを受け入れるし、人が熊を殺すこともまた自然の理と受け入れます。

どうすれば感謝したことになるのか?

感謝の素晴らしさを語る人は多いですが、本当に自分を取り巻くものに感謝している人はごく少数。どうすれば「感謝できる人」になれるのか?

と、考えている時点で感謝という姿勢から遠ざかります。

感謝はそもそも練習するものではない

頑張って感謝しようとしている時点で、事実とか現象とかそういうものを受け入れていないわけですから絶対に無理です。感謝のワークとか感謝の練習とか本当に意味がありません。

同じように誰かを受け入れようとする練習も意味がありません。大事なのは無理をすることではなく、ただ理解することだけです。

感謝と依存はセットで見ること

感謝の練習はできません。なぜなら、人間は自分の本心を偽れないから。

そこで、発想を逆転させましょう。

感謝の練習をするくらいなら「本当は感謝していないもの」をリストアップし「感謝していないのに依存しているもの」を手放すのです。そうすれば、自分が本当に愛しているもの、自分が受け入れているものだけで満たされます。

今の状況を変えられないなら、感謝を認めよう

感謝していないものを手放し、感謝しているもので満たされる。

それを繰り返していくと、自分と世界のつながりを深く感じられるようになり、結局のところ、あらゆるものが自分を支えてくれていると気づきます。

依存とは、感謝のしるし。
捨てられない、手放せないものは、大切なもの。

もし、感謝のワークというものがあるとすれば。「本当は感謝しているもの」と向き合うことかもしれませんね。

 

感謝と依存のバランスが崩れると、人生が崩れる

自分の身の回りに感謝することは大事だけど、それが言葉だけで終わってしまう人が殆ど。

実際のところ、私も感謝のワークとかやったけど全然成果が出なかったし、SNSの投稿も「身内ウケ」ばかりするようになっていく。

ここでは、私が数10万円払っても正しく教えてもらえなかった感謝の本当の意味とあり方について紹介します。

「依存はするけど感謝しない」人たち

この世には、自分だけで生きていける存在はなく、全ては宇宙のエネルギーが形を変えたものに過ぎない。私たちは肉体を保つだけでも1日数千キロカロリーと十分な酸素を使っているし、幸せのために、それ以上のものを頂いています。

基本的に、自分を助けてくれるもの、自分を生かしてくれるものに感謝の目を向けることが良いのですが、人間は「快楽」を自覚するものを過大評価しがちです。

感謝は行動に現れる

かつての私も含め、自分に快楽を与えてくれるものは、とても大切なものに思えてしまいます。その一方で、自分を支えてくれるものからは、意識が遠ざかってしまいます。

その意識を向けた時、「ありがとう」だけではない行動が必ず生まれます。具体的に言えば、時間とお金の使い方が変わるのです。

恩恵と感謝のバランスは健全ですか?

もし、「ありがとう」と言ったり書いたりするだけで終わってしまうなら、それを軽んじているも同然です。身近なところで言えば、家族、恩師、さらには社会や国家、自然。

そう言ったものを「当たり前」と思ってしまうことはしかたなくても、「嫌だなあ」と思いながら依存するのでは心が荒みます。

本当は自分を助けてくれていないのにその場の快楽に任せて、お金や時間を浪費することがあれば、それは、あり方を直視できていないサインです。

健全な「感謝」には、恩返しも恩送りも不純物

感謝とは、結局のところ「存在を受け入れること」に他なりません。そのため、感謝したから恩返しとか、受け取った分ペイフォワードするとか、そういうものではありません。

感謝をするほど罪悪感が増えるなんて、嘘です

エネルギー保存の法則がある以上、感謝には罪悪感が伴いません。全てのエネルギーは何らかの形で巡っているのだから。

しかし、感謝は行動を変えます。それはなぜか?

恩恵には正当な対価が伴うからです。

何かに感謝している状態では、その対象に自然と意識が向きます。例えば、快適な暮らしができる家に感謝しているなら、快適な暮らしを続けるためには掃除が必要だと分かります。親への感謝も同様で罪悪感を消すためにプレゼントをするよりも、これからも幸せでいるためにはどうすれば良いのか考えるのが自然です。

感謝は、気遣いに現れる

感謝とはお礼を言うことでも、何か特別なワークをすることでもなく、気遣いに現れます。あなたの人生を支えているものと、あなたが意識を注いでいるものにギャップがあるなら、今すぐ見直しましょう。

そして、自分を蝕むものではなく、自分の幸せを高めるものにお金やエネルギーを使うのです。まずは、自分の生活と健康を支えるものに感謝することから始めませんか?