或る男の随筆集

あなたの「納得いかない」「なぜかうまくいかない」の答えがきっとあります。自己啓発に300万円以上注ぎ込んだのに、教えてもらえなかったことを、自ら探究し発信するブログ。

大切なのは「本当は感謝しているもの」を認めること

世の中で言われている愛と感謝なんてほとんど紛い物だし、SNSで神や成功者を気取った投稿をしている人間は、感謝とは全く違う態度を見せている。

まだ私のブログは3記事目だが、それでも売れるのは「誰かがその人の感謝しているから」であることはもうお分かりでしょう。いいんです、詐欺師だって意識高い系だって、本人は感謝の本質をわかっていなくたって。

そこから恩恵を得る人間がいる限り、人は成功者になれます。

さて、今回は本当に役立つ感謝のワークについて紹介します。

人間は一人で生きられない以上、必ず何かから恩恵を受け、感謝と共に依存しています。この前提に立つと「感謝できる人になろう」は絶対ウソ。正しく言えば「感謝を正直に述べよう」なのです。

あなたは、すでに感謝している

この世で最も効果のあるワークは、何かに愛や感謝を見出すことではありません。「感謝できるもの自慢大会」なんてもってのほか。

あなたが受け取り続けているもの、自らの選択で恩恵を得ているものをリストアップしましょう。

ステップ1.まずは、自分がそれを受け入れていることに気づく

私たちがどんなに嫌でも空気を吸い、水を飲み、自然と共に生きているように
住んでいる場所や、周りの人間関係、職場などに感謝しています。どんなに嫌でもそれを受け入れ生活の一部としているのであればそれは感謝しているということなのです。

あなたの人生は「今が最善」です。

ステップ2.どのように恩恵を維持しているのかを言語化する

感謝を自覚できているものほど、メンテナンスが行き届きます。親が嫌いと言いながら親との関係を維持している人は、顕在意識でも感謝しているわけです。感謝しているものには「どうすればこれをより良く保てるだろう」と意識します。

一方で、感謝を自覚できていないものほどメンテナンスが疎かになります。そして数多くのシグナルに気づかないまま、それは壊れてしまいます。本人にとっては「いきなり失った」感覚でしょう。

ステップ3.感謝の理由を言語化する

人間は、物を見ることも触ることもできません。全ては脳が作り出した感覚です。ということは、私たちが感謝しているのは、「何らかのメリット」であるわけです。

それさえ分かれば「より最適なデメリットを被る形で」恩恵を受け取れる可能性があります。

よく「嫌なものに感謝すると手放せる」という言説の正体は、これです。

例えば、ダイエットを考える

私は太りやすい体質です。よく、ダイエットは誰でも成功するなんて言いますが、遺伝的に太りやすい人、太りにくい人はいます。ちなみに、日本人は太りにくいぶん糖尿病になりやすい民族なのだそうです。

今の体型に感謝している=積極的に保ちたいとは限らない

で、ダイエットに失敗する人に対して。「太っているメリットは?」という質問をして解決を試みる場合があります。確かにそれで解決するかもしれませんが、感謝の本質が受容である以上

太っているメリット以上に「痩せることへの強烈なデメリット」が予想されます。もちろん、「実は太っていてもさして問題がなかった」という帰結も十分にあり得ます。

私がリバウンドして、再び痩せ始めている理由

私は体重が30キロ以上増減を繰り返しています。ここ3年くらいは100キロ→65キロ→90キロ→80キロという推移です。

なぜこんなことになるのか?という理由も感謝という概念で説明できます。

私が太った理由は、ストレス。
一度痩せた理由は、痩せる方法の探求。
リバウンドした理由は、「痩せるメリットが思いのほか少なかった」から
そして、現在痩せつつあるのは、「胃腸を守るため」です。

私の内臓は強くないので、病気に感謝することはできなくても健康には一層の感謝ができます。特に、病弱で在宅ワークをせざるを得なかった10数年間を考えれば、会社員をやっている今は胃腸のトラブルなど起こせません。

つまり、在宅だから病気を受け入れていた→本当に病気がひどくなってお金が尽きた→転職の結果、病気でいられなくなった→しょうがないので食生活を改めた。

という流れで

病気に苦しんでいる状態が当然→健康が当然に変わったわけです。

それだけなのです。