或る男の随筆集

あなたの「納得いかない」「なぜかうまくいかない」の答えがきっとあります。自己啓発に300万円以上注ぎ込んだのに、教えてもらえなかったことを、自ら探究し発信するブログ。

結局のところ、ビジネスとはお金の移動である

私は、メンタルカウンセラーをやっていたり、個人事業主の起業支援をしていたり、いろいろな顔があります。今は、何の因果か会社員をやっておりますがやはりビジネスを分かっているか分かっていないかでは大きな違いが生じるわけです。

何を売るか?から考えてはいけない

ビジネスの大原則として、何を売るかより先に誰に売るかを考える。というものがあります。多くの人は、お店を作りたいとか、技術を売りたいとか、自分がやりたいことや売りたいものを先行して考えます。

だから、「お客さんがいない」という理由で殆ど失敗します。

売りたいものがあるなら、その理由を考えましょう?貢献の思いがあれば、必ずその商品を待っているターゲットが浮かびます。

逆に、承認欲求ばかりで起業する人は価値のある商品を作ることもうることもできません。売れたとしても遠からず詐欺師になるでしょう。何せ、浅知恵で作れる商品などすでに存在するのだから。

誰に売るか?も突き詰めないから下請けになる

で、誰に売るか?を決める時大抵個人をターゲットにするので失敗します。お客さんの人数が全然足りない上に、必要なだけの宣伝をする費用が無いからです。また、個人客の場合はお財布が小さいためよほど良いものを売るか、薄利多売に走るかになるでしょう。当然、たくさん売るにはたくさん売るためのリソースが求められます。身一つで稼ぐなんて夢のまた夢です。

もちろん、個人向けの商品でも本当に良いもので熱狂的なファンが十分につくなら勝ち目があります。このブログも個人向けに書いており、しっかり取引できる人にしか響かないよう文章に気を遣っております。

現実的に考えると、安定した収入を得るためには法人に売ることになるわけです。しかし、何処の馬の骨ともわからない事業主に重要な仕事を任せたくはありません。したがって小規模に起業するほど下流の仕事をせざるを得ないことになります。そのため、アルバイトと同等の起業家崩れが続出します。

起業するということは、お金の流れを変えるということ

新しい会社を起こすなりビジネスを始めるなりするということは、必ずお金の流れが変わることを意味します。経済のどのポジションにあなたは参入するのか?どのお金の流れを変えるのか?それが問われます。

例えば、あなたがコーチングで起業したとします。もちろん、コーチングを売ることになるでしょう。それがいくら?とか誰向けである?とか一旦考えるのはやめましょう。

コーチングにお金を払えそうな人が、どのような収支なのかを考えます。そして、彼らがどれだけのお金を自分に払い、その結果どうなるのかを抽象的にイメージします。ターゲットを具体化するのはそれからでも遅くありません。

もちろん、ビジネスに善悪はありませんから、どんどんお客様を成長させるも良し、甘言で破綻と家庭崩壊に導くもよし。いずれにせよ、あなたにお金が流れれば、ビジネスは成立です。